2024年度の通信制高校の入学者数は29万人となり過去最高を更新した。また、大学入試を取り巻く環境の変化、少子化に伴う受験競争の緩和、不登校の児童・生徒の増加、不確実性が高まる環境における教育に対する価値観の変容などを受けて、教育に対するニーズの多様化は進む環境にあり、学びに対する選択肢の幅も広がりをみせている。
本調査レポートでは、多様化する学びを支援する教育サービスとして、通信制高校に通う生徒の学習・精神面を支援するサポート校、高卒資格を取得するとともに専門スキルを習得する早期実践教育スクール、不登校の学習支援等に対応するデジタル教材、第３の学校として学習指導要領にこだわらず独自の教育プログラムを展開するオルタナティブスクールをとり上げ、これらの市場動向を明らかにすることを目的に企画した。